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    空っぽの水浸し

    • 2011.08.28 Sunday
    • 23:13

     
    触れた指の先から
    絡めたその視線の先から
    耳に注ぐその声から
    君のその全てから
    同じように僕のこの全てから
    君に

    君に


    注いで満たしてそのカップを
    温めて 温めて
    大事にその手で触れていたはずなのに

    この声が揺るがして
    この手で傾けて
    零れていく 落ちていく
    伝い流れて水浸し
    すべてすべて僕のせい

    足元にまで浸り浸り
    ただただそれを眺めて泣いて
    僕の中身も零れ落ちて行くんだって

    知っていたのに見ないふり
    聞こえていたのに目を瞑り
    先に目を逸らしたのは
    きっとずっと僕の方だ

    それでもそれでも
    この指だけはどうしたって外すことができなくて
    泣きながら指先だけでも触れていたかった
    僅かに残った温度すら
    溢れ零れる水の中
    曖昧に溶けていく

    床に転げて僕らのカップ
    カラコロカラン音たてて転がって
    もう何もない
    もう二度と満たされない

    浸水状態逃げられない
    もう僕ら戻れない
    あぁ、僅か覚えてた温度すら
    もう 見えない わからない


    JUGEMテーマ:小説/詩

    打ち鳴らしてココロ

    • 2011.08.21 Sunday
    • 23:21

    君が揺らす空気の音
    音速の早さで轟いて響く
    鼓膜を震わす君の声


    打ち鳴らす心臓の音
    早鐘を打つ 秒速の世界で
    時を止めて見せて
    一瞬の全てを奪って見せて

    目まぐるしく渦を巻く
    思考の海を
    光の速さで追いこして
    奥底に眠る 
    その答えを導き出して
    その腕で引きずり出してよ


    打ち鳴らす心の臓
    早鐘を打つその胸の内側を
    曝け出して見せてよ
    言葉一つ その声で
    音の早さを追い越して
    この心を撃ち貫いてよ


    聴かせてよ
    君の心の真実を

    JUGEMテーマ:小説/詩
     

    オワリノヒトツ

    • 2011.08.21 Sunday
    • 22:46

    オワリノヒトツ


    幾度も同じ道辿り
    幾度も同じ夢を見る
    幾度も異なる先を見て
    気付けばいつも同じ場所

    翳した手を振りおろして
    延ばされた腕を振り払って
    呼びかける声を振り切って
    そうして何を手にしたかったのだろう

    何もない
    何もない

    その線を指先で
    ゆるりと撫でててなぞって辿る
    交わす言葉に何を混ぜたら
    すべて上手く行ったのだろう

    溢れて消えて 
    毀れて溶けて

    空っぽの箱の中

    一つ残った最後の糸(意図)を
    大事に大事に手にとって結ぶ
    結わえて結わえて
    切れないように


    じわりとじにむ
    この手の触れる指の先



    (それは私を象る最後の一つ)


    JUGEMテーマ:小説/詩
     

    揺らぎ

    • 2011.05.05 Thursday
    • 00:30




     
    なんでかな少し切ない 苦しいの
    ゆらゆら揺らぐの 視界の端で
    心が揺れる


    冷たいの掌が 温かいのその涙
    零れていくのを見続けて
    私は唯其処に居て
    この声は押し出す事さえも


    なんでかな少し痛い 哀しいの
    ゆらゆら揺らぐの 思考の奥で
    世界が揺れる


    震えるの夜の闇が 優しいのその光
    柔らかく照らされるのを眺めて
    私は息をするのも忘れて
    この身は黒に解けてしまう


    零れて落ちる光が照らすので
    私はまた少し切なくなる
    まるで世界に独りきり
    そんな錯覚もどこかに消し去って
    いっそ世界ごとあの光に攫われて


    ゆっくりとはきだした息が
    私がここに居ることを証明する



    JUGEMテーマ:小説/詩


     

    曖昧な花

    • 2011.03.29 Tuesday
    • 23:58
    あぁ、ひととせ あぁ、ふたとせ
    年を数えて 距離量る
    当たり前に緩やかに
    温かく寄り添う君を横目に見つめる

    曖昧な花を綻びながら
    笑ってみせては見るけれど
    蝶よ明日よと
    触れる事もままならない
    君の影が伸びていく


    あぁ、ひととせ あぁ、ふたとせ
    幾つと思い 距離を知る
    当たり前にいつの間にか
    数歩下がって君の背中を眺めては

    曖昧な花に名前を授けて
    切なげな視線だけを投げてみる
    鳥よ明日よと
    翼を広げ飛び立つ君に
    影を追う事すらも・・・


    あぁ、ひととせ あぁ、ふたとせ
    指折り願って 距離を推す
    当り前を惜しんでは
    温かく優しいその君の手に触れたくて

    曖昧な花の名前を呟いて
    確かに笑って見せるから
    蝶よ明日よと
    この羽広げて並ぶから
    優しく握り返される

    緩やかにふわり
    温かく滲む
    淡く淡く溶け込んで じわり




    JUGEMテーマ:小説/詩


    ただ、ただ君と

    • 2010.12.20 Monday
    • 02:01


     ただ歩いていたんだ
    そう理由(わけ)もなく
    ただここまで来たんだ
    目的なんて見当たらない
    ただ隣に君が居て
    それだけでよかった
    それだけでいいと思っていたんだ

    それじゃ駄目だった


    君が隣に居た
    暮れる事のない世界があると
    確かに信じることができたんだ
    そのぬくもりに寄りそう事が
    何より正しい事だった

    いつの間にか 
    どうしてなんだろう
    すれ違って少しずつ
    君との距離が離れていく

    ただなんとなく不安で
    ただなんとなく手を伸ばし
    ただなんとなく君を呼ぶ

    その意味なんて知らなかったんだ


    君が隣に居た
    暮れる事のない世界なんてないと
    確かに僕は知ってしまった
    そのぬくもりを手放す事も
    あの時必要だったんだ

    いつの間にか
    どうしてなんだろう
    すれ違ってずれていく
    僕を呼ぶ声が聞こえない

    ただなんとなく切なくて
    ただなんとなく手を握り込み
    ただなんとなく、君の、君の、君の名前を呟いた。


    もう一人なんて信じたくなくて

    君が隣に居た
    暮れる世界はいつか明けると
    僕に君が教えてくれた
    そのぬくもりをもう一度だけ
    もう二度と離したりなんて

    何時の日にか
    どうしてなんてもう
    なにもなかった世界に
    意味と色と夢をつけるのなら
    確かに君が必要で
    その君を守るのが
    僕の世界の理由なんだと
    今度はそうやって言って見せるから

    ただ君だけが必要で
    ただ君だけを愛したくて
    ただその声を聞きたくて
    ただその手を繋いでたくて
    ただただ君が愛しくて


    歩く意味なんて君以外には



    JUGEMテーマ:小説/詩

    SCRAM

    • 2010.09.21 Tuesday
    • 00:52
     

     scram scram
    心異常警報 そのスイッチを押してください
    制御棒を今すぐに 突き立てて 突き立てて
    ばらばらに離れて壊れてしまう その前に
    早く早く 止めて止めて

    心異常警報 鳴り響く音 色が点滅して消える
    制御棒を今すぐに 突き立てて 割り入って
    心核分裂肥大して膨れ上がって
    私の中ではもう収まりきれない 

    心異常警報 誰かにこの耳痛い音は聞こえますか
    制御棒を今すぐに 突き立てて 差し止めて
    思考点滅掻き消えてしまうの その前に
    早く早く scram scram




    JUGEMテーマ:小説/詩

    spell of hope -光の魔法-

    • 2010.06.15 Tuesday
    • 22:43




    spell of hope -光の魔法-
     

     
    例えばこの呪文がこの身を包みこむ
    その時あの瞬間この時と全てが交わるとして
    君の光の宿る指がさし示すものは何?
    遠く遠くで鳴る音は君の声?

    踏みしめた大地の色を見つめて溜息一つ
    空に輝く赤色はいつか君とみた色と同じ
    今更最初のきっかけを探したりする
    そう僕を選んだ君の決意のそのきっかけを
    本当は知っている
    それが僕でもそうでなくても
    きっとこの結果は、何時か踏み越えた

    例えば祈りの呪文でこの身を満たして
    さすれば僕の世界の大事なものその全て
    プレサーブ僕の光でそれができる?
    カチリカチリ秒針の音を止めれる?


    噛み締めた空気の味は酷く苦いまま
    思い出す君の影をあの頃に隣に立つ君を
    この両手に辛うじて掴む温もりを
    今はそう離しはしないとこの心が言う
    本当は知っている
    いつかは途切れてしまうのだろう
    きっとこの経過は 何時かの僕の為の物

    手を引いたのは君
    踏み出したのは僕
    回り出した歯車 世界は急速に渦を巻く
    誰の盤上の上か 君の名を叫び
    踊らされるままに剣を振りかざし
    この身は詠唱の光に包まれる


    例えば祈りの呪文でこの身を満たせば
    僕の世界の大事なものその全ての物を
    僕の光で守ることができただろうか?
    カチコチカチ歯車を止めれたとでも?

    例えばこの呪文がこの身を包みこむ
    その時あの瞬間この時と全てが交わるとして
    君の光の宿るものと僕の光の宿るもの
    シンクロナイズ世界を包むとして
    幸福な終末を見れただろうか?


     



    JUGEMテーマ:小説/詩

    指先の温もり

    • 2010.04.19 Monday
    • 22:00

    わがままな子供のように
    いつも願っていたんだ
    本当はただ温もりが欲しくて
    本当はただ隣に居て欲しくて
    本当にそれだけの思いだったのに

    欲しいおもちゃが手に入らない
    手に入れたおもちゃを打ち捨てて
    新しいそれが欲しいと泣いたんだ
    手に入れて 壊して 捨てて 手放して
    繰り返して 繰り返して
    そうやって歩いた道の後
    僕の手の中に残るもの

    何にもないと気付いたんだ


    わがままな子供のように
    いつも欲しがっていたんだ
    本当はただ構って欲しくて
    本当はただ共に歩きたくて
    本当にそれだけの願いだったのに

    本当に欲しいものはここにはない
    持っていた何かを捨てる代わりに
    それが欲しいと叫んで呼んだ
    何も要らない ひとつでいい それだけ 探してた


    泣いても 叫んでも
    腕を掻き頂いて 嗚咽漏らして
    僕の腕の中にあるものを

    それでも何にもないのだけど


    欲しくて何度でも手を伸ばして
    そのたびに傷をつけて
    傷をつけられて
    諦めることを覚えたら
    心に残ったのは
    言い知れない虚無感だけだった

     



    泣いて叫んで何が変わったろう
    心を凍てつかせて遠ざけて
    手だけ その手だけをただ伸ばして
    わずかに指先に触れる温もりを
    逃がさないように 壊さないように
    そっとそっと引き寄せたかった
    抱き寄せたかった
    雪のように溶けてしまいそうだった
    どちらも怖くて 動けないんだ

    指先に一筋の温もり







    (もう壊せない 手放せない)






    JUGEMテーマ:小説/詩

    今日もアイボリー

    • 2010.01.16 Saturday
    • 00:07
    JUGEMテーマ:小説/詩


    今日も今日とてコンニチハ
    同じ道に同じ時間
    歩いて歩いて振り返る
    見えない足跡を見ようとする
    私の軌跡を見たかった

    意味もない連続
    意味がある毎日
    嘘のような平穏
    変わらない幸せ
    流れる時間を数えてみても
    私の世界はいつだって
    アイボリー

    今日も今日とてコンニチハ
    同じ人に同じ場所
    走って走って飛び越える
    今日の日付を飛び越えて
    明日へ託す今日との変化

    意味のある視線
    意味のない言葉
    嘘のような笑顔
    変わらない距離
    世界はいつだって頑固者
    だから今日の世界も
    アイボリー

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